2013年1月27日日曜日

CONTROLLER PRO U 購入

 WiiU用のコントローラー「CONTROLLER PRO U」を購入した。

 WiiUではWiiとの互換もあり、様々なコントローラーが存在する。
  ・WiiUゲームパッド
  ・Wiiリモコン(+ヌンチャク)
  ・クラシックコントローラー(プロ)
  ・WiiU PROコントローラー
 大まかに分けるとこんな感じ。

 XboxやPSの代替としてゲームをやるなら、WiiU PROコントローラーがあれば、それでいいような気もするが、マリオUではこのコントローラーは使えず、しかもWii互換モードでは認識すらしないという問題がある。
 ではクラシックコントローラーならと言えば、FPSではもはや定番となったL3、R3ボタンがないので、マルチタイトルでは対応されなくなるだろう。
 Wii時代からの問題として、リモコンでなければ操作できないことも多く(たとえばWiiショッピングチャンネルなど)、このコントローラー多様化問題は、Wiiユーザーにとって頭を抱えてしまうのではないか、と思わされる。

 そんな問題を一気に解決したのが今回購入した「CONTROLLER PRO U」。うたい文句としてはリモコン、クラコン、PROコンを一つにまとめたというもの。
 白、黒、金の他、スーパーファミコンのコントローラーを模したような色もあり、本体同時発売のサードパーティ周辺機器としては意欲作だ。

 購入はamazon.comを利用した。せっかくなのでスーファミカラーの製品が欲しかったが、品切れのため断念。コントローラーが34.99ドル。送料が11.98ドルの合計46.97ドル。日本円にして4,362円。PROコンが定価5,000円程度からすれば安いかな。
 19日に注文して予定では31日着だったが、本日27日に届いた。思いの外早く到着した。

 当然海外の商品なので、説明書はすべて外国語。ただしシンプルな説明だけなので、自分程度の英語力でも充分に理解できた。
接続に関しては、
 1.WiiUの本体電源を入れる。
 2.本体全面にあるシンクロスイッチを押してメニューを出す
 3.コントローラー裏面のシンクロスイッチを押す
以上と簡単。あっさり認識された。

 まずはリモコンモードを試してみる。通常Wiiリモコンは縦持ちで使用するが、コントローラーは当然横持ちになる。その際十字キーが左に90度倒れた感じになるので、これを補正するのが裏面にあるTILTセンサー。これをカスタムにしておけば、横持ちスタイルで縦持ちと同じ操作をすることができる。ボタンはそれぞれ
 リモコン A コントローラー A
 リモコン B コントローラー B
 リモコン 1 コントローラー Y
 リモコン 2 コントローラー X
と対応。通常はこれで問題ないのだが、VCバルーンファイトを試してみたら使いやすいABボタンがメニュー操作。XYボタンがジャンプボタンとなってしまった。
 これはリモコン横持ち時にメインの使用ボタンが1、2であることが原因。VCメニューにボタン設定変更があるが、ここは素直にコントローラーモードに切り替えて遊ぶのが良さそうである。

 コントローラーモードも、TILTセンサーと同様、裏面にある。これを切り替えるとリモコンからPROコンにつなぎかえたことになる。
 WiiUのリモコンメニューでもアイコンがコントローラーに変化する。PROコンについてだが、専用のソフトがないのでレビューできない。一応先ほど遊んだVCバルーンファイトを試してみたが、問題なく遊べた。スタート、セレクトボタンが、それぞれ+、-ボタンに対応しており、懐かしのファミコンスタイルで遊べるのはいい感じではある。

 さてクラコンモードである。WiiメニューからWiiモードへ切り替える。ここで注意しなければならないのは、リモコンモードだと認識が切れてしまうこと。裏面のスイッチでコントローラーモードに変更しておくこと。理由は分からないが、不正な機器の接続されたリモコンと認識するのだろうか?この状態になると電源を入れ直しても再認識されなくなってしまう。復旧させるにはコントローラーのリセットスイッチを押す。
 クラコンモードは非常に便利で、今までであればクラコン使用時邪魔なだけなWiiリモコンがいらなくなるので、取り回しがとても楽になる。
 VCとドラクエXをプレイしてみたが、まったく問題なくクラコンとして使用できた。ただしバッテリーを内蔵しているため、クラコンよりはいささか重い。これはUSBで充電できるというメリットと相反するため仕方ないか。もっとも他機種などのコントローラーと比べ重たいというわけではない。

 問題点としてはボタン配置と十字キーか。PROコンとほぼ同様のボタン、スティック配置になっているので、よく言われる「Yボタンが遠い」という指摘はこのコントローラーにも当てはまる。慣れが解決しそうな感じではあるが、実際ドラクエをプレイ中、YボタンのつもりでXボタンを押してしまうということが頻繁にあった。
 それから十字キーが柔らかすぎる。それでいて反応が鈍く、強めに押さねばならないので、勢い斜めに入力してしまったり、押したつもりが押されてない、ということがしばしば起こった。
 Xboxの十字キーと同様、配置的に親指は十字キーに対して斜めに乗る形となり、それも誤入力の原因になっていそうではある。これらについては、クラコン仕様(PSのデュアルショック配置)が良かった。

 総評としてPROコンは、このコントローラーと同じような仕様にするべきだった。冒頭で述べたとおり、コントローラーが多くあり過ぎてユーザーの混乱を招く。しかもせっかく買ったPROコンがWiiモードでは使えないとかおかしいよね。
 実際このコントローラーが低価格で実現できているのだから、Wii互換モードではWiiUの周辺機器は使えない、対応するにはコストが掛かる、なんていうのは言い訳にならない。任天堂としてはWiiUの売りであるタブコンを押したいだけに、旧来の延長線上にあるPROコンをメインの操作デバイスにしたくない、という意図が見受けられるがそれはメーカーのエゴでしかない。
 一方でリモコン、クラコン、Proコンを一つにまとめ、さらに低価格で提供。懐かしのスーファミ風配色まで用意するなどファンサービスも行き届いている。何故、任天堂自身で同じことが出来なかったのだろうか?
 WiiUに対する任天堂の対応には幾つもの疑問があげられるが、このコントローラーについても大きな疑問点のひとつだと言えよう。せめて国内の周辺機器メーカーがこれと同様の製品を発売し、コントローラーに頭を抱えているユーザーを救って欲しいと願うばかり。
 また分かる人であれば、任天堂のPROコンを買わずに海外から取り寄せて「CONTROLLER PRO U」を使用することをおすすめしたい。

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